生命活動の基盤となる睡眠

生命活動の基盤となる睡眠睡眠は、生活していく上で必要不可欠な活動です。ストレス解消にもなり、また睡眠活動は身体や心のメンテナンスにもなります。

回復効果

睡眠は心身のメンテナンスのためにとても大切です。睡眠することでその日活動していた脳を休ませることができます。ということは睡眠不足になると脳がきちんと休むことができないため、注意力が散漫になったり、感情がうまくコントロールできなくなったり、集中力がなくなったりします。また脳は自律神経やホルモンバランスも司っているため、これらのバランスが崩れることにもなります。
成長ホルモンというホルモンが睡眠中は分泌されます。これは傷ついた組織を回復させ、肌の細胞分裂を促すホルモンです。ですので睡眠不足が続くと肌荒れが起きやすくなります。

ストレス解消効果

睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠というのがあり、睡眠中はこれらを交互に繰り返しています。睡眠中に分泌される成長ホルモンは、入眠後の3時間以内に多く分泌されます。質の良い睡眠とは、1サイクル目の眠りの深いノンレム睡眠が重要になります。たとえ睡眠時間が短くてもノンレム睡眠をしっかりとっていれば睡眠不足にはならないのです。
メラトニンという睡眠を誘発させるホルモンがあります。寝る前のスマホやパソコンの光は、メラトニンの分泌を抑制してしまうので注意しましょう。質の良い睡眠をとるために寝つきをよくするには、寝る一時間前は部屋を暗くしリラックスすることが大事です。特に入浴後の体温が下がる時に眠りのスイッチが入りやすいと言われています。また身体が疲れていないと質の良い睡眠は取れません。適度に運動をして身体を疲れさせてから眠りを取りましょう。

気をつけるべきポイント

質の良い睡眠を得るためにこれらには気をつけましょう。
まずは「不規則な睡眠時間」です。寝る時間や起きる時間が不規則だったり、昼夜逆転の生活をしていると、体内時計が崩れてしまいます。特に平日と休日の睡眠時間の差は2時間以内にしましょう。休み明けの体調不良を防ぐことができます。
次に「寝る前の飲酒」です。眠れなくてアルコールを飲むことがある人はいますか?すぐ眠りに入れるかもしれませんが、体内ではアルコール分解のために途中覚醒やレム睡眠が増えしっかりと休むことができません。またアルコールの作用によりトイレが近くなるので、途中覚醒がしやすくなります。質の良い睡眠をとるためには、日頃から適度に運動をし、また睡眠前はリラックスすることが大事です。1日の疲れはその日にしっかり取りましょう。

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